ニットガイド

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    ニットができるまで

    ●ニットの素材●


    ・原料について
    ニットを作るためには、まず原料である繊維を糸に加工するところから始まります。繊維には天然繊維と化学繊維の2種類があります。
    天然繊維として挙げられるものが綿や麻といった植物繊維、まゆから採れる絹、羊毛・獣毛からとれる毛といった動物繊維です。資源不足のなか、このような天然繊維は貴重なものとなりつつあります。
    一方で人間が科学的に作りだしたのが科学繊維。現在、日本は最も多くの種類の化学繊維を生産している国です。化学繊維には再生繊維と呼ばれるレーヨン、ポリノジック、キュプラ、合成繊維と呼ばれるナイロン、ポリエステル、アクリル、ポリウレタンがあります。
    ・糸について
    何よりニットのでき栄えに影響するのが、使用された糸です。繊維の長さ、染め方、より方で、糸に違いを出します。
    羊毛や獣毛を紡いだものが毛糸となりますが、大きく分けると2種類あります。短い羊毛繊維で作られた紡毛は、糸全体の太さも揃っておらず、外観は粗雑ですが、保温性に富んでいます。いっぽう梳毛は、比較的長さのある羊毛繊維で作られており、強く、光沢があります。
    また、綿糸でも繊維の長短による違いが見られ、羊毛でいう紡糸にあたるものをコーマ糸、梳糸にあたるものをカード糸と呼びます。


      ・編地について
      ニットの編み方は無数にありますが、基礎となる編地は、天竺編と、フライス編、パール編の3種類です。
      天竺編は緯編の一番基本的な編み方です。表面にすべてループの表目が、裏には横方向にループが現れ、表裏が非常に分かりやすいことが、特徴として挙げられます。薄くて軽い編地でセーターなどに使われます。
      フライス編はゴム編のことで、リブ編ともいいます。横方向によく伸び、肌着やセーターの袖口によく見られます。
      パール編は、ガーター編とも呼ばれている編み方で、平編の表編と裏編が交互に一列ずつ現れます。表裏ともに平編の裏のように見えるのが特徴で、縦方向への伸縮に優れています。

      ●ニットの製造過程
      ニットを製造は、まず原料である繊維で糸を作り、次に編み方を選択して、編地ができあがったら、製品に合わせて加工する、という過程を経ますが、糸の染色には、2種類の方法があります。
      1つは先染めです。先染めには、糸にする前の原料を染めるトップ染めと、糸の段階で染める糸染めがあります。
      先染めのあとの段階の染色は後染めといいます。後染めには生地ができた状態で染める反染めと、製品ができてから染める製品染めがあります。

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