ニットガイド

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●ニットとは?●


ニットは英語で「編む」という意味を持ち、近年、「メリヤス」と呼ばれていた製品に代わって、ニットと呼ばれるようになりました。メリヤスは16世紀頃に、編み物を指していわれるようになった言葉で、元の意味は靴下です。ポルトガル語のmedias(メディアス)が訛ったと考えられています。
ニットというと、セーターやカーディガンなどが頭に思い浮かぶ人が多いかもしれませんが、やわらかくよった糸をループの連鎖で編みあげた生地で作られた製品すべてを指します。
体にフィットするほか、柔らかな風合い、伸縮性、通気性の良さ、カラーバリエーションの豊富さが特徴として挙げられます。
生地の作り方には大きく分けると2つあり、1つが織物、そして、もう1つが編み物です。織物は経(たて)糸と緯(よこ)糸が交差してできる布地のことを指し、ワイシャツやジーンズなどがあります。
ニットは経編み(たてあみ)と緯編み(よこあみ)に分類されます。経編みは、編み目が縦方向に連続して編み目ができるものをいい、緯編みは横方向に連続して編み目ができるものをいいます。緯編みの製造工程で使用される機械には横編み機と丸編み機の2つがあり、丸編み機で作った生地を裁断し縫製したものがカットソーと呼ばれるものです。

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●ニットの歴史●


編み物の歴史は織物よりも深く、約8000年も前から存在していたのではないかと考えられています。発祥は南アフリカ、それがアラビア、スペインを経て、4〜5世紀ごろ、ヨーロッパへと広がっていきました。11〜14世紀には北欧やイギリスで2本の棒針を使う技術が発達し、この技術によって作り出されたセーターは、寒い海上で作業をする漁師たちに重宝されました。当初は男性用のセーターしかありませんでしたが、20世紀になり、女性用のニット製品が登場し、更に需要が広まることとなります。
日本のニットの始まりはいつだったかはっきりとしたことは分かっていません。しかし、16世紀後半、織田信長が南蛮渡来のメリヤス製品を持っていたとされています。幕末から明治時代にかけて洋式軍隊と共に羊毛品、イギリスで開発されたメリヤス編み機も一緒に輸入されました。既成品も一般に発売されましたが、高価だったこともあり、同時に手編みが普及していきます。
現在では編み機も日本独自の改良が施され、機械と共に技術も向上、機械編み、手編みともに、世界に認められる編み物技術を持った国の1つへと成長しました。

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